横山小夜子 プロフィール
イイトコサガシ実習室臨床美術でイイトコサガシ ファシリテーター


1960年生れ、臨床美術士、公認心理師、ソマティック・エクスペアリエンシング・プラクティショナー

(のさりの家カウンセリングルーム主宰)、イイトコサガシファシリテーター、
カサンドラ千葉運営スタッフ(優しい時間のカサンドラの集いを2014年より運営)。
2008年にアスペルガー障害(現在のASD)と診断がつく。

絵・臨床美術と私
私は子どもの頃から絵が好きでしたが、家では禁止され、隠れて描いていました。母からは否定され続け、自分が好きなこともわからなくなり、漂流しているような気分で生きてきました。
社会人になってからカルチャーセンターで絵を学び、結婚後に「好きなことをしたら」と夫に勧められ、インテリアコーディネーターの資格を取り家具メーカーで働きました。その後デッサンを習った他は、ほぼ独学を続け、2016年に臨床美術士となり、市民活動センターで仲間と共に月1回のワークショップを開いてきました。

私の活動分野について
その他、人と関わることが好きな自分は、並行して多くの市民活動を続けてきました。以下が主な活動歴です。
・傾聴カウンセリングの会20年
・読み聞かせの会17年
・新しい学校をつくる活動8年のち、フリースクール運営3年
・不登校の親の会10年
・プレーパークの会(子どもが好きなことで自由に遊ぶ外遊びの会)12年
・小学生の実験教室 15年
・サマースクール、サマーキャンプなど7年
・カサンドラ症候群妻のおしゃべり会7年
・発達障害の当事者会8年半
・会話のワークショップ(イイトコサガシ)のファシリテーター10年

辛かった子ども時代を振り返り、子ども支援、ひいては親支援をしたい、と思ってのことです。それにより、自分自身の再生にとりかかることができました。

心理学と私

子どもは3人。3番目を1歳にて先天性白血病で亡くし、上の2人が不登校と鬱病を繰り返すも、現在は社会人です。
不登校の親の会などで相談に乗ることが増えたものの自分の経験だけでは限界を感じて、放送大学の心理と教育コースで認定心理士を取得。現在は自分の過去と向き合うインナーチェンジセラピーと身体感覚から入り神経系を安定させるソマティック・エクスペアリエンシングを勉強中。
カウンセリングルーム「のさりの家」も始めました。

カサンドラ症候群と私

カサンドラ症候群との出会いは、「かなしろにゃんこ。マンガ絵日記」というマンガ家さんのブログでした。カサンドラ妻だけの会を立ち上げて、おしゃべり会を開いて妻・親支援をしたい、と考えました。通算7年の実施で、延べ1000人余りのカサンドラ症候群の方々と一緒に笑ったり泣いたり怒ったりしてきました。当初は感情を押し殺し、能面のような出で立ちの方が、いつしか柔らかな表情に変って行かれるのを目の当たりにし、心を開放する自助会の力を感じました。

発達障害と私

私自身は、2008年にASD,自閉症スペクトラムの診断がつき、自己理解を深め自分を客観視するのに役立ちました。地元で発達障害の当事者会を8年半運営して、そこでも泣いたり笑ったりの時間を過ごしました。2019年には、日本心理学会の「第1回シチズンサイコロジスト奨励賞」を団体受賞。翌年、学会広報誌「心理学ワールド90号」認定心理士コーナーに以下を掲載されました。>>> 子(孤)育てを支える居場所ープレーパークー