クロちゃんとリビングのゾウさんon-lineミーティング

クロちゃんのポストにある日、1通の手紙が届いた。 「クロちゃん、はじめまして。僕の家にはゾウさんがいるんだ…誰も見ないフリしてる、大きなゾウさんの話がしたいよ…」

クロちゃんは返事を書いて、風の郵便屋さんに配達を頼んだ

ゾウさんがリビングルームを

のっしのっしと歩いている。
揺れるお鼻と巨大な足をよけながら、

1日に何度も行きかうのに、
誰もゾウさんについて話すことはない。
誰かと話したいなあ