９月号: 生きものだもの

何か始めようとすると

<失敗したらどうしよう>と思う

誰かと話そうとすると

<嫌われないように>と思う

嬉しいことがあると

<調子に乗っちゃダメだ>と思う

いつもブレーキがかかる、

ブレーキが擦り切れて、暴走したらどうしよう?　(ゴリオ)

RE:

ゴリオ君は、アタマの支配にジャックされているんだね。

アタマがエラそーになると、ココロの元気がなくなって、カラダは縮こまっていくでしょう。

「動物たちは何をしゃべっているのか?」という面白い本があるんだけど、

森に暮らして野鳥の言葉と文法を解明した動物言語学者と、ゴリラになりたくて群れの中で過ごしたゴリラ学の権威(元京都大学総長)の対談。

これまで、動物は複雑な思考やコミュニケーションはできないと研究もされなかったけど、実は近年、驚くべきことが見えてきた。

シジュウカラは「天敵がきた!　気を付けろ!」「みんな近くにいてね」と仲間に言葉を発するし、ゴリラは人間が教えた手話を2000語もマスターして、「お母さんは殺されてその密猟者に自分は虐待された」と飼育係に打ち明けたんだってさ。

また、ゴリラやチンパンジーは幸せを感じると仲間とダンスを踊り歌って分かちあうんだって。

人間様ってエラそーに生きものの中で一番賢いと思い込んでいるけど、いくら脳味噌が重くても、余計なこと考えていたら、生きものとしての当たり前がつぶされてしまうよね。

ゴリオくんも自分のカラダのメッセージにシンプルに耳を傾けてみないか。

<思い切ってチャレンジしたい>

<誰かと仲良くなりたい>

<固い殻を破りたい>

そういう声が聞こえてくると思う。

🐾クロイヌ

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アタマで支配しジャックする「呪いの言葉」「悪い預言者」「こころの中のいじめっ子」を言葉にすることで取り出してみよう。文字にして認めることで、あらら、手のひらサイズに収まって、振り回されなくなるから。これはRET(Rational Emotive Therapy/理性的感情療法)といって、自分でできる認知行動療法。米国ではうつ病の治療に薬物以上の効果をあげた報告もあり、誰もが日常で生かせるセルフケア

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