出前SPA

プラン1 非暴力SPAプログラム

非暴力とはだれもが持っている美しい力

 

ささえあう力 よりそう力 わかちあう力

 

人と人とが力を合わせるとき

私たちは暴力から自由になる

 


SPAプログラムとは?


ティーンズポストでは、独立行政法人 福祉医療機構 平成18年度 子育て支援基金特別分助成をえて、「子どもと大人のための非暴力プログラム」を開発しました。

いじめ、虐待、DVという暴力を選ばず、被害者にも加害者にもならない、安全で平和な行動(Safer Peaceful Action)による社会づくりを目指す意味を込め、SPA(Safer Peaceful Action)プログラムと名付けました。

 

年齢性別さまざまな違いをこえて、こころとからだが温泉で洗われ温もるようなプログラムとして「スパ (SPA)」と呼んでいます。


基本コース

2日間プログラム(ダイジェスト版も可能)

  1. 安全で平和な社会づくり
  2. 暴力とは、なにか?
  3. 暴力の心理システム
  4. 暴力のサイクル 格差と構造的暴力
  5. 女も男も共に生きる
  6. アダルティズム
  7. 自分に向けられる暴力(ひきこもり、自殺、依存症など)
  8. Ally(アライ=味方・同盟)になること
  9. 安全な行動プランづくり
  10. Ally(アライ=味方・同盟)5つの資源&誓い

オプション

参加対象に合わせ、オプションでつぎのような項目も用意しています。

  • エモーショナル・リテラシー(感情の読み解き方)
  • アサーティブネス(自己信頼に基づく自己表現)
  • アンガー・コントロール(怒りの機能的対処)
  • セルフケア(支援者の燃え尽き予防対策)
  • セクシュアリティ(親密な関係づくり)
  • 地域ネットワークとピアサポートづくり

参加対象・日時・会場にあわせて、主催者・参加者と事前に相談し、造形、音楽、映像、演劇表現などを統合的に用いたワークショップ、ワークセミナー、啓発講演会など、柔軟にアレンジします。

 

参加者一人ひとりのエンパワメントを通じて、そのグループのエンパワメントとネットワークづくりが推進されていきます。

非暴力プログラム関連書籍

参加者の感想より

  • SPAプログラムは、避難訓練のような危機対処ではなく、本質的な暴力予防プログラムだと思いました。
  • 私は暴力を受けてきた人間ですが、SPAプログラムで、それを救うのは人間の持つもっともっと大きな力なんだと気づきました。それは、とりわけ、被害者で耐えて生きてきた人の中に、いっぱい持っている美しい力なんだ。
  • 緊張しましたが、はじまってみると、楽しい! 考える、話す、表現する、創る、見る、聴く。それを共有する時間の中で、私が私らしくゆったりと人と関わっていることに自分でもびっくりしました。
  • 時に非暴力をテーマとした研修では、男であることが恥ずかしく思える時がありましたが、このSPAプログラムでは逆に勇気をもらって、暴力の構造を知り、男性である自分ができること、非暴力の輪を拡げていきたいという気持ちになりました。

とちぎ男女共同参推進情報誌 パルティ 2012年12月号より 

 

(PDFでご覧いただけます)


ティーンズの感想

  • 日常に頻繁に起きていることを取り上げて、具体的に話してくれたので、すごく身近に感じられる勉強でした。映像や音楽やアニメーションを使ってとても分かりやすかった。一番楽しかったのはロールプレイでした。
  • 「暴力」の意味を初めて理解できました。暴力は人の体を傷つけたり目に見えるものと思っていたのですが、それだけではないことが分かりました。
  • 怒りとは別に悪いことではないということ、感情と仲良くなったらコミュニケーションも良くなる、思いがけず感情的になっても、やり直しができるということ…それが分かったことは。僕の中で革命だった。